発表にあたって
この小論文は、労働党内の中央関係者で議論したものを労働運動対策部がまとめたものである。こんにちの情勢から、労働運動の役割はますます重大になっている。だが、連合を中心とする労働運動は無力であるばかりか、連合指導部は二大政党制を推進するなど犯罪的役割すら果たしている。この現状を打開し、労働運動を再構築するためには、戦後労働運動の歴史的総括が必要だと考え、この文書をとりまとめた。これは、戦後労働運動の全面的総括ではないが、土台、骨子を提起したものとして、労働運動の発展を願って奮闘しているすべての活動家、関係者の皆さんの積極的なご批判、ご意見をいただき、労働運動の再構築のために、共同して戦後労働運動の総括を深めることができればと願っている。
はじめに
(一)日本的労使関係にいたる前史――敗戦直後の労働攻勢から共産主義者の弾圧、労働運動の非政治化へ
(1)嵐のような労働攻勢
(2)GHQの銃剣による労働運動弾圧、レッドパージ
(3)露骨な分裂工作、「組合民主化」を掲げた分裂潮流
(二)日本的労使関係の形成と発展、変容
(1)生産性向上運動が決定的役割を果たした
(2)労働運動は路線を問われた
(3)春闘方式による賃金闘争、労使協議制の普及と「労働組合主義」潮流の台頭
(4)石油ショック 「経済整合性」論、政策推進労組会議
(5)プラザ合意 連合の登場
(三)金融グローバル化の大競争時代へ―日本的労使関係の崩壊
(1)経営環境の激変―金融グローバル化と大競争
(2)企業、支配層の新たな対応策―「資本効率重視の経営」への転換、新たな雇用・人事戦略
(3)急速に悪化する労働者の状態
(4)支配層の危機救う連合指導部の対応
(5)参加路線と決別するときがきた−新たな闘いが始まっている
(四)おわりに
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