労働運動

連帯労組関生支部が第60回大会 労組つぶしに反転攻勢を

 全日建連帯労組関西地区生コン支部の第60回定期大会が10月13日、大阪市で開催された。支部に対する権力による一連の大弾圧から6年がたった。すでに11人は無罪を勝ち取り、弾圧の不当性が明らかになるなど、反転攻勢への流れに確実に変わっている。

 だが一方、湯川裕司委員長に対する懲役10年の求刑(京都事件)など、敵・権力は労働組合つぶしをあきらめていない。こうした中で開催された大会には組合代議員が弾圧への熱い怒りを持って結集した。

 大会の冒頭あいさつで湯川委員長は「改めて関生の産別労働運動の重要性に確信を持とう。グローバル化で企業間競争に労働者が巻き込まれ、分断されている。このままでは戦争になりかねない。能登半島の人びとは皆捨て置かれている。石破政権になったが、政治の実態は変わらず、命がけで労働者、国民のために政治をやる政治家がいない。組合を強化して、これからはもっと政権にプレッシャーをかけて、自分たちで主体的に政治を変えていく流れを作って生きたい。確かに今は多勢に無勢だが、こちらがまだ小さいからといって負けるとは決まっていない。皆が創意工夫して運動を進めていこう。今日は率直な討議を期待する」と述べた。

 また、来賓として壇上に立った長岡親生・日本労働党大阪府委員長は、関生の闘いに敬意を表しながら、「茶番のような総裁選を経て石破政権ができたが、そのことこそ自民党政治のゆきづまりを示すもの。戦争の危機、生活・貧困の危機の中だが、世界は大きな潮流変化が起こっている。中国脅威が宣伝されるなかで、真実を見抜き、労働者が先頭に立って日中戦争を阻止することは重大な課題となっている。自民党政治を終わらせ、政治の流れを変えていくために力を合わせていこう」と連帯あいさつをした。

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