2024年6月26日
大嶋和広・日本労働党中央委員会宣伝局長
一、沖縄で6月25日、嘉手納基地所属とされる米兵による16歳の女性への蛮行が明らかになった。米兵による性暴力を断じて許すことはできない。
一、由美子ちゃん事件(1955年)、少女暴行事件(1995年)など、米兵による沖縄県民、とくに女性に対する暴行は数知れない。「尊厳を踏みにじるもの」という、玉城デニー知事の怒りは当然である。
一、事件は昨年12月に発生した。米軍、岸田政権、警察・検察は一体となり、半年にわたって事件を隠ぺいしてきた。先日投開票された県議選への影響を恐れたのであろう。県民の命と安全よりも、米軍と「政局」を優先する売国政治は絶対に許せない。
一、岸田政権は「中国の脅威」をあおり、米軍のプレゼンスを正当化している。この間、オスプレイの飛行再開、嘉手納基地でのパラシュート降下訓練など、米軍の傍若無人さは極まっている。岸田政権の黙認が、米軍を増長させてきた。沖縄県民はどれだけ、犠牲を強いられるのか。岸田政権がいう「綱紀粛正」(林官房長官)はペテンにすぎない。
一、米軍基地がある限り、事件・事故がやむことはない。わが党は、名護市辺野古への新基地建設に反対する。すべての米軍基地の撤去と、独立・自主の政権樹立を目指して闘おう。日米両政府、関係機関に抗議を集中しよう。玉城県政による「地域外交」を支持し、全国で、沖縄県民と連帯した行動を巻き起こそう。