ハイタクフォーラム(全自交労連・交通労連ハイタク部会・私鉄総連ハイタク協議会)は3月4日、「旅客輸送は二種免許・緑ナンバーにまかせろ」総決起集会を東京で開催し、ハイヤー・タクシー産業で働く労働者の賃上げなど労働条件改善とライドシェア完全解禁反対、白タクや都市型ハイヤー事業者の違法運行根絶に向けた対策強化を訴えた。全国から300人の組合員などが参加した。
集会の主催者あいさつで溝上泰央・ハイタクフォーラム代表幹事(全自交労連中央執行委員長)は「ハイタクは社会の維持に欠かせない公共交通を守る公共財産だ。国民の移動の権利と地域の生活を守るためにも、安心して暮らせる賃金と労働条件は不可欠であると、事業者だけでなく国や自治体にも訴えを強めなければならない。26春闘でも他産業を上回る賃金の実現を勝ち取ろう」と呼びかけた。
集会アピール採択後、参加者は団結ガンバローに一丸となって闘う決意を込め、集会を締めくくった。
集会後、参加者は都内3カ所で街頭宣伝を行った。また前日には全自交労連が国会要請を行った。

集会アピール
本日、ハイタクフォーラムは、全国で働くハイヤー・タクシー労働者の誇りをかけて、「旅客輸送は二種免許・緑ナンバーにまかせろ! 3・4総決起集会」を開催した。
私たちの仕事は人命を預かり、安全・安心に目的地まで送り届けることである。全国のハイヤー・タクシードライバーは、その重大な責任を胸に、地域公共交通の担い手たる誇りをもって、昼夜を問わず日々の業務に精励し続けてきた。業界労使が、安全・安心の確保に最大限の力を注ぎ、接客・接遇を磨き抜いてきた日本のハイヤー・タクシーは今や世界最高水準と呼ばれるまでに至ったが、その道のりは決して平坦なものではなかった。過酷な営業ノルマに追われ「神風タクシー」と批判された時代や、規制緩和による低賃金に泣いた暗黒の時代を乗り越えて、今があるのだ。
だからこそ、私たちは白タクを許すことはできない。ライドシェアの完全解禁を認めることはできない。
観光地や都市部にはびこる白タクは、いまこの時も利用者の命を危険にさらし続けている。さらに、急増した都市型ハイヤーにおける名義貸しなどの違法行為や、プロの自覚を持たない白タクまがいのドライバーの悪行は、旅客輸送の秩序と安全を破壊している。一刻も早く白タクに対する厳罰化や都市型ハイヤーの適正化を実現しなくてはならない。
私たちは、維新の会などが主張するライドシェア完全解禁を絶対に認めない。二種免許をもつプロドライバーの誇りにかけて、解禁阻止の運動を闘い抜く。同時に、緊急措置として導入された「日本版ライドシェア」も終息への道筋をつける時がきた。「万博ライドシェア」の不人気ぶりは、利用者が「二種免許・緑ナンバーのハイヤー・タクシー」を求めていることの明白な証明だ。また交通空白地等で実施されている「公共ライドシェア」はバス・タクシーが対応困難な場合には有効な手段となりうるが、最優先されるべきは「二種免許・緑ナンバー」の旅客輸送であることを忘れてはならない。
私たちは今日ここで、「旅客輸送は二種免許・緑ナンバーにまかせろ!」と声を大にして叫び、仕事の価値にふさわしい賃金・労働条件を求めて立ち上がろう。他産業との賃金格差を解消して仲間を増やし、「二種免許・緑ナンバー」の価値ある仕事を未来へとつなげていくために闘い抜くことを、ここに決議する。
2026年3月4日