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2024年4月19日

【談話】イスラエルの
イラン攻撃を糾弾する

2024年4月19日

日本労働党中央委員会
宣伝局長 大嶋和広

一、イスラエルは4月18日、イラン本土を攻撃した。イスラエルによる侵略行為であり、わが党は怒りを込めて糾弾する。

一、イスラエルは、イランが13日にイスラエルを攻撃したことに対し「報復」を公言していた。だが、イスラエルこそ、1日にシリアのイラン大使館を空爆している。
 イスラエルは1978年の「イラン革命」以来、イランへの敵視を続けてきた。2010年、20年、21年の3度にわたり、サイバーを含む手段でイランの核施設を攻撃している。港湾施設などを含めれば、攻撃は枚挙に暇がない。
 イランは十分すぎるほどに忍耐を重ねてきた。イランによる「イスラエル攻撃」は、独立国としての主権と尊厳を守るための、やむにやまれぬ行動である。

一、第2次世界大戦後、米国は戦略資源である石油を握るため、中東諸国・人民を分断・支配してきた。とくにイランに対しては「悪の枢軸」などと悪罵(あくば)を投げつけ、18年には「核合意」からも一方的に離脱した。
 この米戦略の先兵として暴虐を尽くしてきたのが、イスラエルである。こんにち、米国はパレスチナ自治区・ガザでの大虐殺を支持・黙認してもいる。
 中東地域の紛争と悲劇の全責任は、米帝国主義とその追随者にある。

一、日本の対イラン外交は、歴代対米従属政治の下でさえ、一定の「自主性」があった。それでも、米国の圧力に屈してアザデガン油田から撤退を強いられるなど、対米従属政治はわが国を縛り、国益を損ねてきた。
 こんにち、岸田政権は米国に追随し、イランのみを「非難」して中東諸国・人民に敵対している。
 自主的で、中東諸国・人民との平和・友好を実現する外交を実現する方向に、政治を転換させなければならない。

以上


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