2023年11月5日号 1面
パレスチナ人民への 虐殺を許さない
イスラエルのガザ侵攻拡大糾弾
|
イスラエルは、ガザ地区への猛烈な空爆に加えて、10月25日以降なし崩し的に地上侵攻を拡大している。ネタニヤフ首相は28日、ハマスとの戦闘は「第二段階に入った」と宣言し、さらなる攻撃拡大を表明した。これは明らかにパレスチナ人民に対する「ジェノサイド(集団殺戮=さつりく)」であり、明白な国際法違反の戦争犯罪である。すでに8千人以上の住民がイスラエルによる空爆で死亡しており、今後の戦闘拡大で膨大な犠牲者が出ることは必至である。これ以上の犠牲者を出さないためにも直ちに停戦すべきである。
27日の国連特別総会では「人道的休戦」などを求めた決議案が圧倒的な賛成多数で採択された。バイデン米大統領は「人道的配慮」を口にするが、イスラエル支援の緊急予算を議会に求めるなど、イスラエルの軍事侵攻、虐殺行為への加担を強めている。非難されるべきはイスラエルとその後ろ盾となっている米国である。世界中でパレスチナへの攻撃に抗議する大規模なデモが広がっている。
犠牲者の拡大に対してイスラエル国内でも「地上侵攻を待て」という世論が急速に広がり、ネタニヤフ政権の支持率は20%台にまで落ち込んでおり、ネタニヤフとバイデンは孤立を深めている。
パレスチナ人民虐殺を許さない声を全国で上げていこう。(H)
Copyright(C) Japan Labor Party 1996-2023 |
|