規制緩和と闘う県政を
新イースタン交通横浜労働組合 幹事長 鈴木 正司さん
われわれとしては、山本さんを応援する以上、ぜひ当選をめざしてがんばってほしい。
タクシー業界は規制緩和によって、参入する会社が増え、過剰競争になっている。そのために運転手は、歩合制なので長時間労働によって稼ぐしかない。1日24時間くらい拘束されているが、食事も満足に取らず働いている。これでは体によいわけがない。さらに、どうしてもスピードを出してしまうが、安全にお客を運ぶというタクシーの使命からも逸脱してしまう。山本さんには、運輸における規制緩和を止めさせるためにぜひともがんばってほしい。
これからますます高齢化社会になっていく。介護保険導入で民間が参入してくるが、やはり行政による福祉が基本になるはずで、そこをきちんとしてほしい。横浜市では高齢者は市営バスや地下鉄は無料になっているが、タクシーでは、障害者の方に無料券が配布されている。高齢者についてもタクシーの無料券を配布するなど、もっときめ細かいサービスをすべきだろう。
また高齢者といっても悠々自適の方から明日のコメさえ心配な方までいるわけで、不公平感のないような政策を実現してほしい。
七党相乗りで争点がぼやけてしまいがちだが、山本さんには少数意見や弱い者の立場から意見を言ってほしいし、そうした世論を喚起してほしい。相乗りに対してあきらめムードもあるが、こういう時代はそれではだめなんだということを強く訴えてほしい。
周辺事態法案反対の声を
逗子在住 不戦兵士の会会員 信太 正道さん
周辺事態法案の問題をとりあげている候補者が少ない。山本さんはこの法案に反対していくことを公約にしているので、県知事選挙でも周辺事態法案の危険性を県民に宣伝してもらいたい。
長い間不景気が続いている。みんな不景気のトンネルを出るのに一生懸命になっている。ところが今トンネルの中で、永遠の戦後か新たな戦前かの分かれ道に来ている。
どっちみち、トンネルというのは外に出ますよ。不景気は私も生まれてから何回も経験しているし、日本が空襲でやられたときは不景気なんてものじゃなかった。昭和の初めの頃から見たら、今の不景気なんて問題じゃない。
トンネルを出ることに夢中になって、へんな道に出たらたいへんです。そのことをよく訴えてもらいたい。周辺事態法案というのは日本の運命を決める非常に大きな問題です。不景気、不景気というほうが票をとりやすいでしょうが、景気対策なんかよりも百倍も大事なことだと思います。山本さんのご健闘を祈ります。
「モノづくり産業の復活」を支持します
失業者 山下 喜八郎さん
前の勤務先が昨年7月に倒産。8月に再就職して
今年1月に急なリストラ宣言。2〜3日後に会社を辞めてほしいとの通達。受注が急激に減ってきたことが大きな理由とのこと。退職金も1カ月前払いの給料もなしにほっぽりだされた。
現在、職を懸命にさがしている。面接でいつもいいところまでいくのですが、年齢(56歳)でふるいにかけられてしまう。めげずに挑戦するつもりです。必ず売り手、買い手があうところがあるはずと思い、がんばっています。
自分はまだまだ働きたい。年頃の娘もいます。老後も心配です。山本さんの、仕事の確保、「モノづくり産業」の復権、復興させる基本政策を支援します。私たちには仲間がいます。がんばってください。
元市議会議員
バブルが崩壊し、全国的に自治体の赤字財政が問題になっている。神奈川県もその例外ではない。
私はまず、その原因の一つに、国体の開催をあげたい。私の住んでいる市でも、ムダとしか思えないものがつくられた。
この財政難をひとつのチャンスにして、ソフト面の充実を、山本さんにはお願いしたい。
高齢者、障害者、母子家庭、子ども…。弱い立場の人たちの目線で、神奈川県を引っ張っていってほしい。
現在の気持ちを忘れずに、県民の意見をきちんと聞きながら、本当の意味の「県民参加」の県政を期待しています。
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