選挙戦も、終盤にさしかかり、中村候補の訴えは確実に県民に浸透している。
告示日の久留米を皮きりに、北九州、筑豊、筑後、福岡などの各地域で支持が広がるだけでなく、行く先々で、「チラシを預かります。配ります」といった積極的な反応がかえってくる。
現職で、多党相乗りの麻生陣営の内部は、自民党が実質的に取り仕切っており、労働組合や社民党など他の党はお飾りといった扱いで、前回はそれなりに選挙運動をした労働組合の現場段階でも、ほとんど知事選のとりくみはやられていない。「ポスターやチラシも回ってきていない」とか、「チラシはきたが捨てた」「ほったらかしている」とかいうところがほとんどで、現場の組合員や幹部の間でも多党相乗りの実質が自民党であって、とてもやれないという雰囲気がひろがっている。
だからどの地域でもどこでも、遊説の途上で労働組合を訪ねれば、中村候補を歓迎してくれ、「役員に配ります」とか「執行委員会があるので、そこで配ります」とチラシを受け取っていく。
また、「うちは(麻生支持となっているが)自主投票にしているから中村さんを応援します」というような激励や支持も次々にかえってくる。こうした反応は四年前よりはるかに多くなっている。
旧産炭地の筑豊地域などでは、いくつもの町村で、町長や助役が「中村さんの政策が一番自分たちの気持ちに近い。公然とは選挙運動はできないが、ぜひがんばってください」と激励された。
商工業者のところでも、前回に引き続き「いつ来るかと待っていました」「役員全員に中村候補を支持するように言っています」など熱心な反応が返ってくる。
この間、とりくんできた失業問題などで知り合った失業者の人たちからも、数多くの励ましが寄せられている。
とにかく現職を追い詰め、打ち倒すために最後まで奮闘中である。(H)
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