990405


福岡県知事選挙・中村哲郎候補

分散化政策に集まる支持
中村さんに期待します!


全港湾博多支部執行委員長 牧園 五郎次

 私たち港湾関係は中小零細企業の集まりです。これまでの日本の繁栄は、やはり中小が支えてきたと思います。だから、中小企業に対しての優遇措置が必要だと思います。現在の麻生県政は大企業優先で、偏りすぎです。

 もう一つは新ガイドラインについて、福岡県が平和都市宣言をしていただきたい。港に軍艦が入ってくると、さまざまな支障をきたします。そういうことについて、私たちは反対しています。

 それからこれは中村さんの掲げている「福岡一極集中の是正」ということにつながりますが、交通政策、交通の整備をもっとするべきだと思います。


八女市・農業 平井 康行

 花とお茶、コメをつくっている専業農家です。中村さんとは十数年前、農協青年部で活動していた頃からのつき合いです。そのころ、「農業は食糧問題だから農家以外とも交流しなければならない」と中村さんたちと話し合い、協力してもらいました。

 農業は、数字に出にくいところがたくさんあります。田はコメをつくらないと非常に荒れるので、れんげ草などを植えて荒れ地を広げないように努力していますが、そんな数字は統計には出ません。そういうところを分かってほしいと思います。

 僕たち地方にいるものは「都会の尻掃除」をしている感じがして、非常に不満があります。福岡は水不足問題があるが、水とかお金とかいいものだけ都会に集中しています。そして地方には産業廃棄物とかが放置されています。農家の若いものががんばっても、ダイオキシンなどの問題が出たら生活に直結するわけで、都会で出たゴミは都会で処理をするべきです。

 百姓には、農産物の輸入自由化とか、天から降ってくるようにどんどん問題が出てきています。十数年前には農家への補助金で叩かれましたが、その補助金にしても、今銀行につぎ込まれている金からすれば微々たるものです。

 中村さんは農業問題についてもよく勉強していて、ときどき意見交換をしてきたんです。だから期待があります。今日は中村さんに来てもらって、地域の人びとと懇談をします。


K市商工会議所専務理事

 私たちの地域は、県内でも経済的に厳しいところです。人口も減り、産業的にもこれといったものはありません。現知事は通産官僚出身で、一定の期待がありましたが、まったく裏切られました。

 地域の問題で知事に面会を申し入れても、理由をつけて会ってくれないし、県民の方を向いているのか疑問です。

 中村さんはこの地域に足を運んでくれ、何回もお会いしました。中村さんの政策はきちんとしているし、私たちの気持ちに一番合っています。

 現知事は相乗りですので、あちこちに気をつかうからか、チグハグなことを言っています。県民の目をごまかそうとしているのでしょうが、四年間の実態をみれば、ごまかせません。

 先日も現知事が、九州自動車道と福岡都市高速が大宰府インターで直結する開通式に出席して、「これで福岡がもっと発展する」と言っていました。二つの道路が結ばれることで福岡への一極集中がさらに進むのは明らかです。現知事は政見放送で「県内のバランスをとる」と言っていても、うそということがはっきりしています。

 中村さんのように「分散化」ということをはっきり打ち出して、県政の軸足をもっと地方に目を向けたものにしてほしいと思います。


宮田町議会議員 わたなべ ひろやす

 中村さんとはずいぶん前からおつき合いがあります。これまで朝鮮統一の運動やさまざまな課題でかかわりを持ち、中村さんは得がたい人材だと思っています。県内どこでも飛んでいって足元の問題をていねいに掘り起こし、一つひとつ解決の方向へ汗を流す行動力があると思います。

 今はやりの「だんご三兄弟」がありますが、現職の相乗りはまさに「だんご三兄弟」。主義主張をかなぐり捨てて、だんごになって現職を押すという政党のあり方は県民の方を向いてません。

 それから新ガイドラインの問題が出ていますが、自治体の首長がどういう思想信条をもって県民を守るのか。アジア諸国が敏感に反応していますが、そのことを理解できる首長でなければだめ。中村候補は「アジアと共に平和のうちに」と訴えており、そういう視点の政策を掲げているのはほかにいません。

 中村さんは福岡一極集中の是正を訴えています。地域では、保健所や農業改良普及事務所といった県の出先機関が、整理統合で人口の多いところに集められています。直鞍地域では、直方市の保健所と鞍手郡の保健所を統合して、直方市にもっていった。名前は「鞍手保健所」ですが、なぜ鞍手郡に保健所を置かないのか。これでは過疎化がますます進みます。農業改良普及事務所は、統合して飯塚市にもっていきました。そうするとこの地域の農業者はどうなるんですか。

 このようなことは一極集中の地域版だと思います。

 宮田町は七七年に炭鉱がつぶれた旧産炭地ですが、その後の首長や議員たちは、「産炭地のイメージからの脱出」といって、今まで汗を流し、命を懸けてきた労働者を足蹴にしています。私はこれに対し、労働者の命と汗があったからこそ今の宮田町がある、その歴史を忘れて明日はないといい続けています。

 政策を見れば、他の候補は比較の対象にするのもお粗末というようなものです。

 この地域に中村さんの宣伝カーが来るときは、同乗して支持を訴えたいと思います。


勝山町議会議員 柿野 義直

 労働党、中村候補は失業者に対するアンケートを取り組んでいますが、やっぱり本当に弱者の痛みが分かる県政であってほしいと思うし、それは中村さん以外にはいないと思います。

 今、労働者に対していろいろな締め付けやリストラ、人員削減によって労働強化が進んでいて、失業しないまでも、そうとうに労働者に犠牲が押しつけられていると思います。しかしこれに対して、抵抗の大きな声がつくれていない。中村さんへの支持が広がって、そういう人が声を発することができるようになればいいなと思います。

 現職知事は相乗りで立候補していますが、実際は麻生知事の周辺には自民党の人たちしかいないような状況になっているようで、まさに自民党の県政という状況が生まれている。だから私がかかわっている地域の労働組合の人たちとの話すと、中村さんを支持する声は多くあります。


港湾労働者のストを激励

 告示翌日の二十六日、博多港の港湾労働者がストライキを実施した。朝八時からのストライキ突入集会に中村候補が訪問、集まった百五十人の労働者たちの闘いを激励した。

 集会では、全港湾労組博多支部の牧園委員長が「わざわざ中村候補が激励にきてくれました」と中村候補を紹介、あいさつに立った中村候補は「みなさんのストライキを断固支持する」と闘いへの連帯を表明し、知事選挙での支持を訴えた。参加した組合員の間から、中村候補を支持する大きな拍手がわきおこった。

 また、集会では安保新ガイドラインに反対する決議も行われた。


各地域に広がる支援の輪(選対から)


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