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労働新聞 2023年1月25日号・7面

ホセ・マリア・シソン同志を追悼する

日本労働党中央委員会

 フィリピン共産党(CPP)を創立し、国際人民闘争同盟(ILPS)の指導者であったホセ・マリア・シソン同志が逝去されたとの一報を受け、われわれ日本労働党はすべての同志、わが国人民を代表して心からの哀悼の意を表する。
 同志は、マルコス政権とその監督官である米帝国主義による人民抑圧と暴力に対し果敢に闘い抜いてきた。1969年には同志による指導の下、「新人民軍」が創立された。
 同志は77年のマルコス政権による戒厳令で囚われの身となったが、獄中からフィリピンにおける革命運動を指導してきた。87年、アキノ政権の下で釈放されたが、米帝国主義の意を受けた軍部による暗殺を避けるためオランダへの亡命を強いられた。
 だが、同志は遠いオランダの地から、フィリピン人民とその革命運動を激励・指導し続けてきた。こうした同志の強固な革命的意志に恐怖したフィリピン売国政権と米帝国主義はシソン同志、そして同志が指導するフィリピン人民に対し、「テロリスト」のレッテルを貼り続けてきた。
 フィリピン人民による革命闘争の前進は、共通の敵である米帝国主義とその手先である売国政権、各国反動派と闘うわが国とアジアの人民大衆にとって、限りない励ましとなってきた。
 かつてシソン同志とわが党の故・大隈鉄二前議長は、社会主義と人民の闘いの前進について、討議した。
 こんにち、米帝国主義は台頭する中国を封じ込めようと、わが国をはじめ、アジア各地で戦争策動を強めている。米帝国主義とそれに追随するフィリピンとわが国の政府を打倒し、アジアの平和、独立・自主の政権を樹立する闘いとその前進がこんにちほど求められている情勢はない。
 わが党は昨年、秋山秀男新議長の下に新たな指導部を発足させ、米帝国主義と日本の売国反動勢力への闘いを強化している。
 われわれ日本労働党はプロレタリア国際主義に基づき、いっそう両国人民の連帯を強めていく。
 シソン同志、あなたが愛してやまなかった祖国フィリピンとその人民と手を携えて、わが党は断固闘い抜く覚悟である。遠いオランダの地でその生涯を閉じざるを得なかった同志の無念を力に変えていくことをここに誓う。
 プロレタリア国際主義万歳! フィリピンの革命闘争万歳!

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