闘いや課題、党の取り組みなど、三点申し上げてみたいと思います。
わが国は今こそ、日米安保条約を破棄して、日本の各地から米軍基地を完全に一掃し、独立・自主の外交を樹立して、アジアの中での平和・友好の道を踏み出さなければならない。
昨年四月の安保再定義、ガイドラインの見直し、国内法の整備など政府の企みはただちに中断されなければならないと思います。
そのためには、先ほど申し上げたように、労働者だけでなく農民も、中小業者も、青年・学生も、女性も、都市の住民も農村の住民も、できるだけ広範な連帯できる人たちと手を組んで、壮大な戦線をつくらなければなりません。
それを前提にして、
次に、政府の進める改革政策、関連して起こること、それらと真っ向から対決して闘いたい。
規制緩和に反対する各業界団体の大衆的な闘いを積極的に支援する。
農家の経営や生活を守る闘いを断固支持する。
財政再建を口実にする政府、地方自治体の攻撃に反対する。
自治体に対する地域住民の闘いを支持する。
企業での合理化攻撃や首切りなど、労働者の闘いを支持する。
労働者の組織化や失業問題に取り組む。
というようなことが、改革政策あるいは関連して起こる闘いの内容かと思いますが、その闘いを精力的に進めたい。
三つ目は、アジアでの平和・友好のため、外交問題で政府の政策を批判して闘いたい。具体的には中国問題、朝鮮問題、ASEANとの連帯の問題などありますが、私たちとしては外交問題で幅広い戦線をつくりたいと思います。
また大局的な見地から、諸党・派、諸勢力との連合を大胆に進めたい。
地方議員の様々なネットワーク、連合を進めたい。
重要なこととして、昨一年、素晴らしく発展した国民連合の闘いと発展をさらに支持し、党として努力を倍加したいと思います。
最後に、外交問題での幅広い戦線を形成するために努力したい。
これらが、最初に述べました闘いを発展させる上での留意点だと思います。
その上でですが、
理論政策面での強い党、そのための努力をやりたい。
党内での指導、被指導の矛盾の解決、党の団結をいっそう強化したい。
また、党と大衆との結び付きのいっそうの強化を図りたいと思います。
他派の人びとと連帯できる作風、これをさらに確立し、いっそう強めたい。
最後に、党の組織を拡大強化したい、こう思います。
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