991015


99連合中央女性集会

労組、職場、家庭での男女平等参画推進をめざして


 連合主催の「九九連合中央女性集会」が十月八〜九日、都内で開かれた。
 熊崎清子・連合副事務局長の司会で全体会は開会し、南雲光男・連合副会長が主催者あいさつを行った。
 来賓の中村道子・国際婦人年連絡会世話人は「二〇〇〇年のニューヨークでの国連女性会議に向け、男女『共同』ではなく『平等』社会をめざしていこう」と呼びかけた。参加した国会議員の紹介の後、韓国、バングラディシュ、マレーシア、フィリピンの労働組合代表の女性が紹介された。
 続いて、師岡愛美・連合女性委員会委員長が問題提起を行い、「派遣・パート問題」「男女賃金格差」など十六の分科会に分かれての討論が行われた。

(資料)
集会の問題提起(一部)

 世界経済は金融化・グローバル化により世界的大競争をもたらし、国内ではバブル経済崩壊、不況から立ち直れないまま雇用と国民生活に深刻な危機をもたらしています。この結果、女性労働者は改正均等法がスタートしているにもかかわらず、正規雇用につく道はせばまり、パート・派遣が女性労働者の半数近くになっています。女性の失業率も四・六%、百二十八万人にものぼっています。
 パートや派遣などで働く女性労働者は賃金も低く、福利厚生が受けられない、雇用保険、年金、健康保険への適用も受けられない等不利な状況に置かれています。……一方で、来年三月卒業の若者の多くが就職できない状況にあります。社会人としての最初の出発点でこうした挫折感を味わわなければならない雇用実態は当事者だけで解決できるものではなく、政府の雇用政策として解決していくことを求めていかなければなりません。


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