990315


99春闘勝利!
賃上げ、雇用確保へ団結固め闘おう


 九九春闘のヤマ場を迎えている。連合は三月十七日から二十六日を回答日のヤマ場ゾーンと定め、各組合はそれに向けて交渉を続けている。産別・部門別などの春闘決起集会も相ついで開かれているが、いずれも職場組合員の高まる怒りを反映し、大きく盛り上がり、賃上げ要求額獲得へ団結して闘う決意を固めている。


連 合

市民団体などと連携し5万人の危機突破大会


 連合は三月六日、東京で「生活危機突破国民集会・九九春闘総決起集会」を開いた。集会後には、三コースにわかれてデモ行進も行われた。

 今年の集会には、福祉団体や市民団体、高齢・退職者団体、部落解放同盟、原水禁、労農市民会議、護憲フォーラムなど十八団体が初めて参加。メインスローガンには「賃上げ、雇用・景気回復、社会保障改革で日本ぜんぶを元気に!」を掲げた。

 会場となった代々木公園にはメーデーと同規模の五万人が集まった。

 主催者を代表し連合の鷲尾会長が「現在の生活危機をまねいた責任は政府と経営責任を放棄した経営者にある。雇用も賃上げもだめという経営側の悪のりした態度に対しては、ストライキも考える」とあいさつを述べた。

 また、中小部門を代表してあいさつした高木・ゼンセン同盟会長は「国会を包囲して闘う」と述べた。

 会場にはゼンセン同盟などがプラカードをもって参加するなど、職場での怒りの高まりと、闘う決意のあらわれた集会となった。


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