990305


私鉄総連中央総決起集会

踏んばろう99春闘



 私鉄総連中央総決起集会が三月二日、東京・日比谷野外音楽堂で開かれ、三千五百人の組合員が集まった。

 集会は、「九九春闘・統一自治体選挙勝利、交通政策要求実現」を掲げ、「踏んばろう、九九春闘」をスローガンに行われた。

 春闘勝利決意表明では、大手、中小、青年女性のそれぞれの代表が発言。大手組合を代表した関西地連の宮下正美・調査部長が「神戸は人の優しさで復興しつつあるが『春闘も優しくなった』と思うのは私だけではないでしょう。震災に大不況が重なり、ぎりぎりの生活どころか、我慢も限界にきています。優しいだけでは生活は守れない、春闘は勝てない。今こそ体いっぱい怒りを表して、春闘に勝ってこそ生活が守られるのではないか」と訴えると、会場からは「そうだ!」という声が起こった。

 中小組合代表の伊藤忠次・江ノ島電鉄労組委員長は「私鉄組合員十四万五千人の半数は中小組合員だが、春闘の個別交渉重視の方向は、中小、弱者切り捨てと思えてならない」と訴えた。


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