20010325

東京
スト打ち結集する労組も

春闘再生めざし決起集会


 東京都労働組合連合会(都労連)、全港湾、全日本建設運輸連帯労組などが参加する「春闘再生『行政改革・規制緩和・労働法制改悪』に反対する全国実行委員会」は三月二十三日、東京で「首切り自由を許すな! 春闘総決起集会」を開催、千三百人を超える労働者が参加した。
 都労連の矢沢委員長が主催者あいさつとして「この間、春闘やストという言葉が死語になった感があるが、本日はストライキを闘い参加した多くの仲間がいる。ここに春闘再生の望みがある」と述べた。
 基調提案に続いて、参加した労組から決意表明が行われた(別掲)。
 また、国労闘争団をはじめコンチネンタル分会など参加した争議組合が紹介された。争議団を代表して国労闘争団全国連絡会議の金子事務局長が発言した。金子氏は「国労闘争団は全国幹事会を開催した。あらためて三十六闘争団は、解雇を撤回させJRに復帰することを基本にする。そして、未払い賃金や社会保障など失ったものは要求していく。また、闘争団のまとまりを維持しなくては解決の力にならないことも確認した。いずれにしても解決局面にあるのは確かであり、意見の相違もあるが、前向きな議論を重ねながら、全力で闘っていく」との決意表明が行われた。
 なお党東京都委員会は、集会参加者を激励する宣伝活動を行った。

連帯労組 大企業の再編に伴う下請けいじめが厳しくなっており、これとの闘いに力を入れている。また、組織強化のためにも中小労組の結集を精力的に取り組んでいる。
東部労組 本日、われわれは百五十人で東部権利春闘総行動を行い、十カ所の組合への支援や争議の背景資本である銀行などへの抗議行動を行ってきた。二十一世紀を切り開くためには、われわれ労働者が安心して働ける社会、子々孫々まで安心できる社会、すなわち社会主義をめざす労働運動がいまこそ求められている。
全港湾 規制緩和によって港湾運送事業法における免許制がなくなった。一月に清水港に新規参入が行われようとした。全港湾としては、これを許せば全国の港で新規参入者が出て、ダンピングで港湾秩序が破壊される。春闘前に阻止しようと三月二日に清水港で二十四時間スト、全国で連帯ストを配置して、交渉を行った。こうした闘いによって参入を阻止した。しかし、これから三百六十五日二十四時間港を開けろという要求が強まっているが、交代制や人員増もない労働者の権利を無視する要求には反対し闘っていく。