20000325


中小労組が全国キャラバンへ

反リストラの闘いを全国で


 「リストラ・雇用破壊NO! 失業と立ち向かう共同アピール全国行動」は三月十二日、共同アピール集会を東京で開催し、二百人以上の労働者が参加した。
 全国行動とは、九七年から「労基法改悪NO!」「派遣法・職安法改悪NO! 雇用破壊のNO!」「倒産なんかに負けないぞ!」などの運動で広がった中小労組のネットワーク。
 今回は共同アピールとして、(1)パート、臨時、派遣などの非正規雇用労働者の雇用保障と均等待遇の確立、(2)失業給付切り下げの雇用保険法改悪反対、(3)会社分割・譲渡など組織変更、リストラによる組合つぶし、解雇は許さない、(4)ILO勧告に従い、政府・JRは千四十七人の原職復帰を、(5)中小企業労働者の生活と権利のために、もっと力を、を掲げている。そして、多くの労組、労働者に呼びかけ共同の力で全国キャンペーンを展開し、政府、資本に迫っていく方針だ。
 さらに二十六、二十七日に全国十二カ所でリストラホットラインを開催する。そして四月三日、鹿児島からスタートする南コースと四月七日、宮城からスタートする北コースの全国キャラバンなどを計画している。本集会は、そのスタートを確認しあうもの。
 集会では、中小労組策ネットワークの垣沼事務局長から「二〇〇〇年春の闘い」として、全国キャラバン、リストラホットラインなどの計画が提案された。
 続いて、集会参加者からのアピールとして、失業者ユニオンが開業した居酒屋「りすとらん元気交差店」、国労闘争団、神奈川シティーユニオンの外国人労働者などから闘いの報告が行われ、連携して闘おうと呼びかけた。


Copyright(C) The Workers' Press 1996-2000