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2017年9月5日号 1面

米国こそ核戦争の危機と
不安定化の元凶
追随する安倍政権の
打倒こそ平和への道

 敵視政策と闘う朝鮮を
非難する理由はない
(労働新聞編集部)

  朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)は九月三日、「大陸間弾道ミサイル(ICBM)搭載用の水爆実験に成功した」と発表した。
 六回目の核実験を口実に、トランプ米大統領は「敵対的で危険」などと息巻き、またも武力攻撃をチラつかせて朝鮮を威嚇している。日米両政府は、朝鮮への原油禁輸を含む制裁強化措置を国連安全保障理事会に提起する構えである。
 朝鮮半島、アジアで核戦争の危機が高まっている。
 米帝国主義こそ、アジアの危機を深め、情勢を不安定にさせている元凶である。トランプ政権は、危険な「巻き返し」策動を強め、世界に紛争の種を撒いている。これに追随し、支える安倍政権の態度は、平和への敵対にほかならない。
 朝鮮戦争の休戦後も、米国は朝鮮への敵視を片時もやめず、体制転覆を狙った包囲と圧迫を続けてきた。このことを忘れてはならない。米国による敵視政策と闘い、国の独立と民族の尊厳を守ろうとして闘う朝鮮を、誰が非難できるのか。
 こんにち、米帝国主義は衰退を深め、世界の「特殊な多極化」は定着した。それにもかかわらず、中国、ロシア、さらに欧州諸国も、米国の悪行を放置し続けるのか。朝鮮を犠牲に差し出して、自国の安全が守れるとでもいうのか。
 わが党は、先進的労働者に訴える。与野党をあげた朝鮮への非難と排外主義に加わってはならない。朝鮮が独立のために闘うのは当然のことで、これを非難するのは筋違いである。
 安倍政権と闘い、打倒することこそ、戦争を避け、アジアを安定させるカギである。
 平和のための大道を歩むため、闘いを準備しよう。(労働新聞編集部)
 


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