99年各界新春メッセージ


帝国主義の脅迫と闘い
朝日親善の発展を

朝鮮新報社編集局副局長 厳 正彦

 労働新聞読者の皆さん、あけましておめどうございます。

 自らの生きる権利の確保、それを制度的に保障しえる社会の樹立をめざして決起した世界の労働者階級の闘いによって幕を上げた今世紀も、いよいよ残すところ二年となりました。

 その世紀末にいたって、国際社会は暴力と無秩序、敵対と破壊という、帝国主義陣営からの深刻な挑戦に直面しています。

 彼らは自らの価値観を「正義」「真理」というベールで覆い隠して普遍化し、強要しています。そのことに異議を唱えれば「国際社会の平和の破壊者」というレッテルを張り、軍事力の行使をほのめかし、恫喝(どうかつ)と脅迫を繰り返しています。

 朝鮮半島の北部、朝鮮民主主義人民共和国に対する、「地下核施設」建設を口実にした米国のここ二、三カ月の行動はその代表的なものですし、イラクに対する軍事行動はその実際例です。そして、その行動に日本が深く関与しようとしていることに大きな危ぐを抱かざるをえません。

 新年に際し、平和を願ってやまない朝鮮人民の祖国統一をめざす闘いと、よりいっそうの朝・日親善のために読者諸氏のさらなるご声援、ご尽力があることを願ってやみません。


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