新たな日米防衛協力の指針(新ガイドライン)関連法が成立し、直前には日韓共同演習が行われるという情勢のなか、会場には国籍を超えて人びとが集まり、朝鮮半島全体と日本の友好を誓いあった。
会場では朝鮮学校の生徒たちによる民族舞踊や、在日韓国青年同盟の劇など歌や踊りが披露され、韓国料理や沖縄料理などの屋台が並んだ。
主催者を代表して祖国統一汎民族連合日本地域本部の崔哲教・副議長は、「わが祖国の統一問題は日本を含むアジアの平和にとってきわめて重要な意味を持っています。祖国の統一は、祖国と日本との忌まわしい過去を総決算し、自主・平和・親善に基づいた新たな歴史をつくる出発点になると確信します。韓国海軍と日本の海上自衛隊との共同訓練がありました。これは何を意味するのでしょうか。もし南北の戦争が起こる場合を想像すると恐ろしいことです。統一マダンは統一に向けた行事をともにしながら、心を開いて深く語り合う場です。みなさんと私たちの連帯がさらに深まることを祈念します」とあいさつした。
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