990515


憲法記念日 周辺事態法や盗聴法に反対訴え

護憲フォーラムや市民団体が集会


 憲法記念日の五月三日、各地で平和憲法を守ろうとする集会などが開かれた。


 憲法擁護・平和・人権フォーラムは東京・日本教育会館で集会を開き、千人が参加した。集会では航空安全推進会議の杉江議長など、航空・港湾労働者が米軍への民間協力の危険性を指摘し、共同行動を呼びかけた。沖縄からは、瑞慶山・平和運動センター議長が「有事になれば最初にたたかれるのは沖縄の基地だ」と危機感を表明した。


 社会民主党は東京都内で街頭演説会を開き、「平和憲法を二十一世紀に」などと訴えた。土井たか子党首は、「政府が憲法を変えるための調査会を国会につくろうとしている。九九条の憲法尊重擁護義務はすべての国会議員にある。意見の一致する人と力を合わせて憲法を守ろう」と演説。社民党の国会議員らも盗聴法反対などを訴えた。

 


 神奈川県では「市民主権への道―二十一世紀にいかす日本国憲法―」のテーマで集会が開かれた。自治労県本部や市民団体などでつくる「かながわ憲法フォーラム」が主催したもの。非核運動を進める団体からは新ガイドライン関連法案と憲法の関わりが問題提起された。


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