福 岡 ブロック総決起集会
四月二十九日、福岡市の須崎公園で「新ガイドライン法案を廃案へ! 有事立法はいらない 九州ブロック総決起集会」が開かれた。九州ブロック各県の労組会議・平和運動センターと「戦争への『新ガイドライン関連三法案』NO! 福岡県フォーラム実行委員会」の共催で開かれたもの。九州、沖縄各県から労働組合員、民主団体、部落解放同盟、各政党など約八千人が参加した。
四月二十七日に関連法案が衆議院を通過したこともあり、集会では小渕内閣への抗議の声が相ついだ。
琉球アーチストの宮村みつお氏の琉球への想いをこめて歌うオープニングの後、都留雅昭福岡県フォーラム実行委員長が開会あいさつ。参議院議員の福島瑞穂氏がガイドライン法案をめぐる国会での情勢を報告した。沖縄、宮崎、大分、長崎の各地から日米共同訓練や米軍の動きなどについて報告された。
「団結ガンバロウ」後、参加者は福岡市の繁華街をデモ行進し、新ガイドライン反対を訴えた。
集会を準備した福岡県フォーラム実行委員会には労働党福岡県委員会も参加しており、当日は参加者へチラシを配布して激励した。
護憲フォーラム、日教組 廃案まで院内外で闘おう
憲法擁護・平和・人権フォーラム(護憲フォーラム)は四月二十六日、東京・明治公園で「『周辺事態法』反対全国大集会」を開いた。北海道から沖縄まで、全国から約六千人が参加した。
主催者あいさつでは護憲フォーラム代表の山口鶴男氏が、「私たちの先輩が闘った六〇年安保では、強行採決まで三カ月間闘った。今回の衆院通過まではたった十一回の委員会。しかも与党のなかでこれほど見解が違う修正が出た以上、それに対して徹底的な審議を行うのが議会のルールではないのか。挫折することなく、徹底的にがんばり廃案に追い込むまで闘う」と決意表明した。
「宗教者たちの平和を求めるつどい実行委員会」からは、「毎日国会前で座り込みをしている。私たち宗教者が、宗派の違いを超えて集まったように、市民が団体を超えて団結して反対の意思を示していかなければならない」と呼びかけがあった。その他、群馬、長野、山口、香川、沖縄など各地から報告が行われ、参加者は国会周辺や繁華街をデモ行進した。
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日本教職員組合は四月二十六日、東京・星陵会館で「異議あり新ガイドライン、有事立法いらない」緊急独自集会を開き、全国から四百五十人が参加した。
川上委員長は、「最近の米国のやり方は、ユーゴ空爆などのように、対話・協調・平和外交によるものでなく、力による抑圧や一極支配をしようとするものだ」とし、日本政府の米国に追随した外交政策の危険性を指摘した。
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