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各地で党創立25周年・新年旗開き開催

共同して闘う意思確認


 党九州地方委員会と党東海地方委員会の新年旗開きが一月二十四日、福岡市と名古屋市で開かれた。昨年の共同した闘いを反映し、各界から多くの来賓が出席。労働党への期待や連帯して闘う決意が表明され、激動の新年にふさわしい旗開きとなった。

九州地方委員会

連合など労組代表が来賓出席

 党九州地方委員会主催の新年旗開きは、一月二十四日、福岡市天神の福岡国際ホールにおいて、党員、党支持者、各界の人びとの参加で盛大に開かれた。

 旗開きの第一部では、はじめに、九州地方委員会を代表して藤井準二党長崎県委員長が開会のあいさつ。続いて党中央委員会を代表して大隈鉄二議長が、昨一年の内外の動き、闘いをふりかえり、世界の資本主義の危機の深まり、敵の弱さなどを指摘した。また、国際情勢を見る上でいくつかの問題にふれ、国内情勢の見通しについて説明。労働党の今年の闘いなどについてふれたあと、九州に関連する課題として、朝鮮半島問題にふれ、朝鮮人民の米国帝国主義に対する闘いを激励した。ガイドライン関連法案、周辺事態法などで九州は最前線基地とされることを指摘、闘いを強めることを訴えた。

 第一部の来賓として、連合福岡の山本組織局長があいさつに立ち、きびしい経済情勢の中での春闘や男女雇用機会均等法の問題など今年の労働組合運動の課題などについて報告した。また山本氏は、二月に予定されている日出生台での沖縄駐留米軍の実弾砲撃演習に反対して、九州では、連合が主催するものとしては初めての「米軍基地の整理・縮小をもとめる一万人集会(会場・大分県玖珠町)」について報告し、連帯を訴えた。

 また、福岡県知事をはじめ各界からの祝電・メッセージが紹介された。

 第二部は、全港湾労組博多支部委員長の牧園五郎次さんの音頭による乾杯ではじまった。なごやかな歓談のなかで、各界からの連帯のあいさつでがおこなわれた。

 最初に、朝鮮総連福岡県本部の金清吉国際部長が、米国や日本政府が朝鮮半島での緊張をつくりだしていることを強く批判、朝鮮人民の闘いへの連帯を訴えた。

 つづいて、伊藤邦彦氏(福岡県教職員組合副委員長)、国労博多闘争団、長崎中央タクシー労組、鶴田京子氏(筑紫野市障害児・者問題を考える会)、高丸正人氏(熊本大学生)らが次々と立って、それぞれの立場から労働党の闘いへの連帯と今年の抱負を語った。

 また、今年の統一地方選挙に向けて頑張っている現職議員や予定候補者として奴間健司(古賀市議予定候補)、中村美幸(行橋市議予定候補)、柿野義直(勝山町議)、中村すみ代(長崎市議)、森義男(大村市議予定候補)の各氏が紹介され、代表して中村哲郎党福岡県副委員長(福岡県知事予定候補)が勝利をめざす決意を述べた。

 最後に上村和男党福岡県委員長が、「情勢が激しく動く中、党の面目を一新するようにがんばりたい」とあいさつした。

 団結ガンバローを原口信幸氏(全国一般労組佐賀地本副委員長)の音頭で三唱。インターナショナルを参加者全員で歌って、今年の闘いへの決意を固めた。


東海地方委員会

工場労働者が闘う決意表明

 一月二十四日、名古屋国際センターで党東海地方委員会主催の党創立二十五周年・一九九九年日本労働党新年旗開きが盛大に開催された。

 第一部では党中央委員会を代表して秋山秀男同志から、今日の情勢と闘いの展望について、党の見解を力強く訴える講演があった。この中で秋山同志は、今日の深刻な経済危機は、ドル基軸の資本主義体制が重大な危機に陥っていることを指摘。様々な動きが模索されている中で、依然として米帝国主義の世界戦略に追随してアジアに敵対する日本政府を厳しく批判した。また国内問題では、六十兆円もの血税をマネーゲームに明け暮れた銀行に投入する一方で、弱者には増税や福祉を切り捨てる自民党の悪政と闘うことの重要さを強調した。敵は決して強くはなく、われわれには戦略的には敵をべっ視する根拠があり、闘いには展望があることを訴え、労働党がこの一年も広範な各層とさらに団結を強め共同して闘いを進めると決意を述べた。

 第二部では、懇親パーティーが長岡親生党愛知県委員長の司会で進められた。全国戦災傷害者連絡会会長の杉山千佐子氏の音頭により参加者全員で乾杯を行ったあと、近藤昭一氏(衆議院議員)、柴田勝雄氏(社会民主党愛知県連合幹事長)、寺尾光身氏(広範な国民連合愛知代表世話人・名古屋工業大学教授)、李博之氏(朝鮮総聯国際部副部長)、板倉みさお氏(鈴鹿市会議員)、山口笑鬼氏(東郷町自由自治党党首)から連帯のあいさつがあった。

 また、幅裕子氏(不戦ネット)から「周辺事態法案」に反対する運動の紹介と共同して取り組むことの呼びかけが、河辺育三氏より脳死臓器移植に反対する運動の紹介があった。

 トヨタの下請け工場で働く同志が労働者をだまして労働条件の悪い工場に配転させた職制と闘って勝利した経験を報告。労働組合が職場でコストダウンの改善活動を積極的に行い賃上げを会社にお願いしようという春闘方針に反対して闘うという決意を述べた。参加者全員から激励と連帯の大きな拍手がわきあがった。

 このあとトヨタとホンダの工場労働者全員が前に並び「労働党は働く者の党であり、われわれは労働者のために闘う!」と決意表明、全員で団結ガンバロウを三唱した。板倉重永党三重県委員長が「今年も団結して闘おう」と結び、熱気あふれる旗開きを閉会した。


九州、東海地方委員会旗開きに寄せられた祝電・メッセージ

九州地方委員会

麻生 渡(福岡県知事)
松岡 功(社会民主党福岡県連合規律委員長)
盛貞 人士(日本労働組合総連合会福岡県連合会会長)
古賀 誠(衆議院議員)
自見 庄三郎(衆議院議員)
北橋 健治(衆議院議員)
原田 義昭(衆議院議員)
島津 尚純(衆議院議員)
権藤 恒夫(衆議院議員)
古賀 一成(衆議院議員)
三重野 栄子(参議院議員)
吉村 剛太郎(参議院議員)
入江 種文(福岡県議会議員) 
横溝 千賀子(福岡県議会議員)
新宮 松比古(福岡県議会議員)
内田 荘平(福岡県議会議員)
藤田 陽三(福岡県議会議員)
井上 幸治(福岡県議会議員)
西原 親(福岡県議会議員)
重野 正敏(福岡県議会議員)
高橋 義治(福岡県議会議員)
小山 達生(福岡県議会議員)
社会民主党福岡市議会議員団
吉田 重利(福岡市議会議員)
津留 雅昭(弁護士)

江頭 貞元(飯塚市長)
滝井 義高(田川市長)
小宮 徹(柳川市長)
福永 邦男(大川市長)
柏木 武美(行橋市長)
釜井 健介(豊前市長)
藤田 満州雄(中間市長)
田篭 勝彦(小郡市長)
田中 範隆(筑紫野市長)
白水 清幸(春日市長)
後藤 幹生(大野城市長)
佐藤 善郎(太宰府市長)
春田 整秀(前原市長)
佐伯 公明(那珂川町長)
篠原 彌榮(鞍手町長)
有田 文昭(若宮町長)
渡辺 豊利(宮田町長)
岩見 智波(桂川町長)
石崎 達也(稲築町長)
秀村 長康(穂波町長)
鵜木 久義(立花町長)
斎田 和弘(吉井町長)
高鍋 具弥(広川町長)
小田 幸男(川崎町長)
畑中 茂広(豊津町長)
福森 悟(勝山町長)
末次 國隆(築城町長)


東海地方委員会

大脇 雅子(参議院議員)
高橋 則行(愛知県議会議長)
小林 收(愛知県議会議員)
杉江 秀一(愛知県議会議員)
竹内 弘(半田市長)
石田 芳弘(犬山市長)
都築 龍治(豊明市長)


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