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激動の1999年

各界との団結 力強く前進

近畿地方委員会新年旗開き


 党近畿地方委員会の新年旗開きが一月十七日、大阪市内で盛大に開催された。会場には政党や各団体から多数の来賓が出席。昨年の闘いを通じて、各界との団結がいっそう深まっていることを示した。激動の一九九九年の幕開けにふさわしい、闘いの決意に満ちた旗開きとなった。

 党近畿地方委員会主催の党創立二十五周年・一九九九年日本労働党新年旗開きが、一月十七日、大阪市内のキャッスルホテルで盛大に開催された。

 第一部では、吉沢章司党大阪府委員長による主催者あいさつの後、党中央委員会を代表して大隈鉄二議長が今日の情勢と闘いの展望について講演を行った。

 大隈議長は、昨一年の国内外の出来事を振り返り、敵側のシステムが非常に危機に陥っており、日本の支配層がどうにもならなくなったことを暴露した。また、中日両国共産党問題とわが党の態度についても触れたあと、「米国は動かしがたい巨大なものではなく、確かな目で世界を見ると、米国自身が滅びざるをえないほどの危機に直面している。そして、対米追随の枠内で日本が滅びようとしている、さらにきりなく追随するかどうか、この問題で腹を固めなくては日本の前途がない」ことを明らかにした。そして、「敵は決して強くない。自民党は米国追随政治を続ける限り展望がない。われわれは、戦略的には敵をべっ視しながら意気高く闘っていく」ことを表明した。

 その後、和田充弘氏(民主党・大阪市議会議員)、山本朋文氏(社民党京都府連幹事長)、松平要氏(東大阪市議会議員)、吉田伸氏(全日建連帯労組近畿地本執行委員長)、加来洋八郎氏(全港湾大阪支部書記長)、江副良治氏(大阪府書店商業組合元副理事長)、三浦是久氏(大阪府電機商業組合理事長、代読)の七人から連帯のあいさつを受けた。

 加来氏は「港湾の規制緩和を許さぬため、ゼネストを打ち抜く覚悟で闘っていく」と力強く決意表明。江副氏は、「再販制度を守る闘いの中で、皆さんと出会った」とあいさつ。

 また、三浦氏は、「バブル崩壊は、その責任が政府・大蔵省、日銀並びに国と結託して護送船団を組んだ大手銀行及びゼネコンにあると言わざるをえない。デフレスパイラルで個人資産は、大幅目減りで不満が続出している。『大規模小売店舗立地法』『中心市街地活性化法』及び『改正都市計画法』が相次いで成立するなど、商業政策が大きく転換され、流通小売業界を取り巻く環境は大きく変化すると考えられる。私たちも得意分野で競争力を高め、経営の安定を図るためにがんばっていきたい」と述べた。

 その他各氏から、「悪政を打ち破るため、ともに闘っていこう」との呼びかけが続いた。また途中退席した北川石松氏(元国務大臣・環境庁長官)の来場が紹介された。

 続いて第二部は、大阪、兵庫の現場の党員の司会で進められ、乾杯、祝電・メッセージ披露のあと、浅田義信氏(広範な国民連合・大阪常任運営委員)、飛鳥井けいこ氏(向日市議会議員)、奥野正美氏(大阪市議会議員)、長崎由美子氏(社民党大阪)、平坂春雄氏(元全港湾関西地本書記長)、稲垣浩氏(釜が崎地域合同労組委員長)、菊田昭二氏(大阪日ロ協会事務局長)、竹井一郎氏(日本労働青年団全国運営委員)らの連帯あいさつが続いた。

 若い労働者の参加が目立ち、なごやかに歓談が行われるなか、最後に「団結がんばろう」を三唱。閉会のあいさつに立った由良隆党京都府委員長が、「危機の時代。大いに闘おう」と呼びかけ、九九年の闘いの決意を固める熱気あふれる旗開きとなった。


近畿地方委員会旗開きに寄せられた祝電・メッセージ(敬称略・順不同)

中馬 弘毅(衆議院議員)
もとおか 昭次(民主党兵庫県総支部連合会代表 民主党参議院議員会長)
古賀 滋(社民党大阪府連合市民運動委員長)
北川 石松(元国務大臣・環境庁長官)
藤村 修(衆議院議員)
山本 孝史(衆議院議員)
辻元 清美(衆議院議員)
福島 豊(衆議院議員)
竹本 直一(衆議院議員)
井上 一成(衆議院議員)
西田 猛(衆議院議員)
笹野 貞子(参議院議員)
阪口 善雄(大阪府議会議員)
冨田 健治(大阪民社協会会長 府議会議員)
角替 豊(京都府議会議員)
相本 哲邦(吹田市議会議長)
公明党京都市議会議員団
岡本 茂(高槻市議会議員)
田中 誠太(前八尾市議会議員)
吉道 勇(貝塚市長)
一色 貞輝(豊中市長)
西辻 豊(八尾市長)
寺田 為三(高石市長)
石谷 嘉造(田尻町長)
大崎 鉄平(精華町長)
徳岡 順二(黒滝村長)
成瀬 峯次(美浜町長)
松本 善美(大塔村長)
呉 秀 珍(朝鮮総聯大阪府本部常任委員会委員長)
土田 稔進(豊中市小売市場連合会会長)
伊関 要(日本人民委員会)      


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