980325


多彩なイベントを発信

5・15嘉手納基地包囲へ


◆「五・一五基地がなくなる日」実行委員会は三月十七日、沖縄県庁で記者会見を行い、五月十五日を前後して、米軍嘉手納基地を祭りと祈りで包む運動を計画していることを発表した。

 この取り組みは、沖縄の過重な基地負担に反対し、「武器でなく楽器を、争いでなく祭りを、戦争でなく平和を沖縄から創造しよう」と企画されたもの。

 五月十五〜十七日には、極東最大の米軍基地・嘉手納飛行場の各ゲートで世界中から集めた「平和の鐘」を鳴らすほか、コンサート、エイサー、平和駅伝など多彩なイベントが行われる。また、米国のニューヨーク・タイムズ紙への意見広告も掲載する計画だ。

 呼びかけ世話人の高里鈴代氏は、「沖縄など基地をかかえる地では多くの女性が軍隊によって犠牲になっている。今こそ、本気になって基地をなくす運動を展開し、次の世代の子供たちに残したい」と訴え、多くの参加を呼びかけた。

◆国際非暴力行動委員会は五月十五日に、嘉手納基地を取り囲むイベントを企画している。四月二十九日にはプレイベントが東京で開かれる予定だ。

東京連絡先=冒険社(03・5261・3717)


Copyright(C) The Workers' Press 1996, 1997,1998