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12号バース延長に反対!

横須賀 原子力空母の母港認めぬ


 日米合同委員会が二月二十日開かれ、「思いやり予算」で在日米海軍・横須賀基地内の空母係留のために使われる号バース延伸工事などが合意された。延伸工事のねらいは原子力空母の母港化のためであることが指摘されており、「軍港としての機能強化にほかならない」として、抗議の声が高まっている。

 横須賀市内では二月二十七日、「米軍横須賀基地12号バース延長工事白紙撤回! 原子力空母の母港反対を求める横須賀市民集会」が横須賀地区労、神奈川平和運動センター、NEPAの会の主催で開かれた。会場は三百人を超える労働者や市民であふれ、この問題への関心の高さを示した。

 集会では平和資料協同組合副代表の梅林宏道氏が「新ガイドラインと横須賀基地―原子力艦船事故の実態」と題した講演を行い、原子力艦船の危険性を指摘した。

 市民アピールは「これ以上の環境汚染の拡散に反対し、延長工事の白紙撤回、思いやり予算の中止を強く求めていく。日本政府がイラクへのアメリカの武力行使に安易に追随したことを厳しく批判」し、全国の仲間と連帯して闘いぬくことを訴えた。


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