20010725

大阪 全港湾など350人が参加

米総領事館に抗議デモ


 沖縄の米兵暴行に抗議する緊急集会が七月十三日、大阪で行われ、約三百五十人が参加、米総領事館に向け抗議した。
 集会は、「平和な島を」関西沖縄の会の我謝実事務局長の発言で開会した。
 我謝氏は「米兵の身柄引き渡しで、事件が終わったわけではない。基地問題の現状を市民に訴え、沖縄で続いている抗議行動と一体となって、基地問題の解決をめざしたい」と呼びかけた。
 次に沖縄出身の立命大生が発言、事件直後総領事館へ抗議の申し入れを行ったことを報告し、参加者の拍手を受けた。
 続いて、「米軍人・軍属による犯罪被害者の会」弁護人の中北龍太郎弁護士、全港湾、釜ヶ崎日雇労働組合、在日韓国青年同盟、思いやり予算違憲訴訟を闘う「異議あり! 思いやり予算」などから発言が続いた。
 全港湾や釜日労からは、小泉政権の「構造改革」はさらに多くの失業者を出すであろうこと、にもかかわらず、「思いやり予算」や名護への基地移設で、さらに膨大な予算が米軍のためにつぎ込まれようとしていることを批判した。
 韓青同は、韓国の梅香里射爆場撤去の闘い、劣悪な地位協定の改定問題、朝鮮戦争当時の米軍による住民虐殺など、反米軍基地闘争の高まりを報告、連帯を訴えた。
 「異議あり! 思いやり予算」からは、小泉首相による靖国参拝を阻止するための緊急署名が呼びかけられた。
 集会後、参加者は米総領事館前を通るデモを行い、市民に米軍基地撤去を訴えた。
 なお、参加者が持参した抗議のレッドカード(赤い布・リボンなど)は、二十日の沖縄での牧港補給基地包囲行動に届けられることとなった。

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