20010315

大分県・日出生台

町議らが米軍の砲撃訓練


 連合九州主催の一万人集会が行われた一月二十八日以降も、米軍は大分県日出生台演習場で実弾演習を強行した。
 これに対し、平和運動センターなどでつくる日出生台対策会議は、即時の訓練中止と徹底した調査を求める申し入れを、福岡防衛施設局に対して行った。
 こうした中の二月九日、米軍が玖珠町議会議員ら三人に一五五ミリりゅう弾砲の引き金を引かせていたことが判明した。
 現地で演習反対運動を行っている人見会の幸田文則氏に聞いた。


実弾演習は二度と許さぬ
人見会・幸田文則氏

 大分・日出生台町議らが米軍の砲撃訓練米軍に勧められて引き金を引いた町議の名前は公式には明らかになっていない。社会通念上も許されないこうした行為については、事実関係と責任をハッキリさせるべきだ。
 また、防衛施設局は訓練に反対する住民の尾行まで行っている。監視は米兵の犯罪に対して行うべきで、相手を間違えているのではないか。
 えひめ丸の問題や沖縄での犯罪は、今回の発砲事件と同じもので、国民の米軍に対する怒りは当然だ。来年二月の演習も決まっているが、これにも反対していく。