20001025

東京 横田基地

軍民共用化に反対して集会


 「横田基地軍民共用化反対! 三多摩集会」が十月二十日、三多摩平和運動センターなどの呼びかけによる実行委員会の主催で、東京の横田基地に近い福生市で開催された。実行委員会には、自治労都本部や国労八王子支部、横田基地飛行差し止め訴訟団などが参加している。
 例年、三多摩平和運動センターはベトナム戦争反対闘争を記念して、国際反戦デーの十月二十一日に集会を続けてきている。今回の集会は、七月十三日に実行委員会主催で行われた、「沖縄と連帯する三多摩集会」を引き継いで企画されたものである。
 石原都知事による横田基地の軍民共用化策動、また沖縄の普天間基地移設問題、米軍による全国の基地でも夜間連続離発着訓練(NLP)問題に抗議して開かれた。
 雨が降りしきる中、三多摩地区の各市職労、国労、東水労、教組などの労働組合、市民団体が集まった。集会では、厚木基地爆音防止期成同盟の闘争報告、実行委員会参加団体などの決意表明が行われた。
 発言ではいずれも、朝鮮半島における冷戦の崩壊の兆しなど米軍の戦略見直しが予想される中、普天間基地移設と闘う沖縄県民と連帯し、米軍基地撤去の声を大きく広げ、世論を形成していくことが訴えられた。
 また集会決議では、今後も三多摩の平和を願うさまざまな団体と連帯の輪を広げ、三多摩における米軍基地撤去闘争を前進させていくことが確認された。


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