20000915

情報労連が「ピースすてーじ」

沖縄との連帯を確認


 情報労連は九月五〜七日、「二〇〇〇沖縄ピースすてーじ」を開催した。
 この取り組みは、沖縄戦と米軍基地の現実を実際に見ることで、平和運動を強めようと行われたもの。地元沖縄支部の百五十人をはじめ、全国から組合員約五百人が参加した。
 六日には、参加者全員で周囲二十キロ近い嘉手納基地を歩いて一周した。嘉手納運動公園で行われた出発式では、屋良宣正・情報労連沖縄県支部委員長があいさつを行い、「基地の巨大さを体験してほしい」と訴えた。
 また、これに先立つ五日には、糸数慶子・沖縄県議を招いて「沖縄の現実と平和の願い」と題する講演会を開催した。
 また、七日には各コースに分かれ、「平和の礎(いしじ)」や普天間基地、楚辺通信所(象のオリ)などを見学、悲惨な沖縄戦の実態や、米軍基地の現実を体験することで、沖縄と連帯し、平和運動を強めることを確認するものとなった。

名護でも住民の闘い続く

 普天間基地の移設候補地となっている名護市でも、粘り強い闘いが続いている。
 名護の「ヘリ基地いらない二見十区の会」は、八月二十八日から連日の名護市長への要請行動を展開している。これは、基地移設候補地である名護市東海岸住民への説明をいっこうに行わない岸本名護市長に対して、説明会の開催を求めてのもの。
 七日には、東恩納琢磨代表代行ら、十区の会のメンバー十二人が宮城助役に対して要請。辺野古沖にすむジュゴンのポスターなどに加え、「市長は政府の協議会ではなく、名護市民と話し合うべき」などとする要請書を提出した。だが、助役は「説明会は機会を待ってほしい」と述べるのみで、即答を避けた。
 同会は、引き続き要請行動や学習会などを行っていく予定だ。


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