第１２回中央委総会開く

20000915

日本労働党

第１２回中央委総会開く

　日本労働党は最近、第十二回中央委員会総会（十二中総）を開催した。
　十二中総は、先の総選挙結果に見られるように、わが党が見通したとおり、自民党の歴史的な衰退がさらに進む有利な情勢のもとで開かれた。
　総会では、中央委員会政治局より――①十二中総の意義と任務、②十一中総期間の活動の総括、③情勢の特徴と闘い、党の課題、④党の建設強化のための活動、⑤その他、の各議題について報告と提案を受け、活発な討論の後、決議を採択した。
　わが党はこの期間、保守政治支配を打ち破るため、十一中総で決定した「この時期の党の政治戦術」の具体化を全力でおし進めてきた。すなわち、暴露の重点を自民党でなく、自民党を助け保守政治を延命させる民主党、公明党など中間政党に移すこと、現代修正主義の共産党との闘争、社会民主主義勢力の再建の支援などである。特に、労働組合の中では民主党を系統的に暴露してきた。
　とりわけこの期間、社会民主主義勢力や労働組合などと、全国的規模で相互信頼関係を築き上げたことが生き生きと報告され、その意義が確認された。全体として積極的に闘い、政治的に大きな前進をかちとったことを総括した。
　同時に、全党の奮闘、実践によってわが党の情勢の見通しや政治戦術の正しさが検証され、その結果、わが党全体に深い確信を与えたことが報告され、確認された。
　十二中総は、当面の方針として「この時期の政治戦術」をいっそう堅持・強化し、また広範な社民勢力や左派勢力による「選挙新党」形成を支持することなどを決定した。
　総会は、こうした重大な任務を首尾よく遂行する上で、労働党建設の飛躍的前進が迫られていることについて議論を深め、課題も明確にした。その上で、必ず前進させるとの認識の一致をかちとり、決意を固め合った。
　また今総会では、対外活動をいっそう強化するために、中央役員として副議長（二人）、国際部長、国民運動部長、労働運動対策部長、青年学生対策部長、理論政策宣伝局長を決定・確認した。