20000625

沖縄県職労が「ピースウォーク」

嘉手納包囲の世論づくりを


 平和運動センターなどが七月二十日に予定している嘉手納基地包囲行動を前に、沖縄県民の闘いが、盛り上がりつつある。
 沖縄県職員労働組合は六月十八日、嘉手納基地周囲を歩く「ピースウォーク」を行った。組合員や家族など約百人が参加し、嘉手納基地第四ゲート前から東西の二コースに分かれて行進した。
 行進に先立つ集会で、玉城勉委員長は、「基地はいらないという声をあげ、二十一世紀を戦争のない世紀にしていこう。嘉手納基地包囲行動に向け、運動を盛り上げよう」などとあいさつした。
 また同日、名護の「ヘリ基地いらない二見以北十区の会」など三団体・約百人が十八日、名護市役所を包囲する行動を行った。参加者は、手に手に平和へのメッセージをつづったハンカチをもち、いまだ現地住民に対する説明会を拒否している岸本市長に怒りをぶつけた。
 ハンカチは約千枚で、メッセージは全国やハワイなどからも寄せられた。参加者は、「名護市が市民の意思を踏みにじって戦争に加担するのではなく、世界平和の中心となることを願う」とするアピールを採択した。住民は、引き続き平和のハンカチを寄せてくれるよう、全国に呼びかけている。


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