基地撤去まで共に闘う

20000525

神奈川　沖縄と結び

基地撤去まで共に闘う

　「神奈川と沖縄を結ぶ反基地反核平和行動・神奈川の集い」が五月十二日、横浜で開催された。集会には、神奈川で基地縮小撤去の運動を進めている市民などが参加した。労働党神奈川県委員会など、各政党からも連帯のメッセージが寄せられた。
　開会あいさつの中で伊藤成彦・中央大学教授は、�神奈川でも、嘉手納基地包囲に呼応して、大きな行動を起こしたい�と呼びかけた。
　「憲法と米軍基地�神奈川反基地運動の経験から」と題して講演した宇野峰雪・神奈川平和運動センター代表は、「基地が沖縄の発展を妨げている。サミットに向け、平和運動が大切」と訴えた。
　沖縄から「サミットを前にして、いま沖縄は…」と題して報告を行った池宮城紀夫弁護士は、基地撤去を求める県民に対する政府の切り崩し策動と、サミットに向けた県民の行動を紹介した。「稲嶺県政になっても、反基地闘争は連携を強めてがんばっている」と、元気に報告した。
　サミット開催地が沖縄に決まった背景には「沖縄の基地が世界平和に『貢献』していることを世界にアピールする。サミット景気で基地に反対している県民を黙らせる」意図があると指摘した。さらに、「沖縄から基地をなくさない限り、本当の平和はつくれない」と訴えた。
　連帯のあいさつに立った鈴木保・厚木基地爆音防止期成同盟代表は、「昨年秋以来、厚木基地の夜間発着陸飛行訓練（ＮＬＰ）が学校の運動会や入学試験日に行われている。これに対し、離陸地点付近でたき火をするなど、三十年ぶりの実力行動を闘った。基地の縮小・撤去を求め、強力な運動を進める」と、決意表明した。
　最後に、日本政府及びサミット参加国首脳へのアピールを、真屋求・第三次厚木基地爆音被害訴訟団団長が提案、全員の拍手で採択した。