20000525

名護 コンサートやキャンプで

青年も基地反対訴え交流


「AMAYU in 瀬嵩」が五月十三〜十四日、名護東海岸瀬嵩で行われた。これは、ヘリ基地建設先予定地とされている浜辺でキャンプ形式のイベントを行い、バンド演奏やたき火・展示・出店など、参加者が地元の人びとと交流するというもの。沖縄県内の若者を中心に、数十人が参加した。 
 十三日午後、ヘリ基地建設予定地であるキャンプ・シュワブの海上を一望できる浜辺に設置された簡易ステージで、アマチュアバンドや中国楽器の胡弓の演奏が披露された。地元瀬嵩で反対運動を闘っている三線の名手、金城氏も参加し、皆でカチャーシーを踊り、盛り上がった。
 夜にはキャンプファイヤーが行われ、本土の大学に通う沖縄出身の学生も、「初めて名護市東海岸に来てみて、自分が住む中部とはまったく違うことに驚いた」などと語り、運動を盛り上げていく決意を述べていた。
 初めての企画ということもあり、参加者は多くなかったが、若者たちは皆、基地問題を語る場を求めていた点で一致していた。
 青年の中で基地の県内移設に反対する運動を広げる第一歩になったといえる。


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