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米飯給食の補助削減に反対

米飯は大切な食教育

宮城県・種苗業 升沢 克哲


 十月二十三日、NHKの朝のテレビで、学校米飯給食に補助金がなくなるとの報道がなされた。米作地帯の東北としては、日本食の米飯こそ小中学生の健康維持、体力増進のためにもっとも大切な食べ物であると思う。米食は日本人の体力つくりには欠かせない。六十歳、七十歳以上の長寿に向かっている人びとは米食に主力をおいているからである。
 コメの過剰時代に、学校での米飯は少年時代に日本型食生活の大切さを味わわせる重要な食教育であると思う。特に東北の各学校のPTAは補助金削減に反対しようではありませんか。もちろんコメ生産団体の農協でも組織をあげて反対し、その声を大にして政府に強く要求しようではありませんか。黙っておれば米飯給食存続にきわめて影響するものと思われます。
 今やコメの過剰問題でコメ減反政策が続き、さらに米価も年々下がり、九九年度産コメがここ十年間に最安値になりつつあります。農家の収入にもきわめて影響が大きい。小中学校のPTAの奮起を期待します。 


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