商業新聞に目を通していると、その片隅に「年金生活家族が餓死」「車に排ガスを引き自殺」などという記事。一方で「銀行救済に公的資金導入」という見出しが目にはいる。怒り心頭になるのは私だけではないでしょう。
わが職場といえば、長引く不況で経営は火の車である。社長が朝礼で「銀行からの融資がうまくいかない。もう限界だ」と嘆く。ボーナス時期になるといつも出る言葉である。社長は暗に「年末のボーナスは支給できない」と言っているようなものだ。振り返ればここ二年来、一円もボーナスは支給されていない。「またか」と職場には暗雲が漂っている。
「働けど働けどわが暮し楽にならざり」というのはこのことだろう。機械を止めては、他の職場ではボーナスが支給される話を同僚としている。「今年の楽しみもなくなったナア」と。
「今年は昇給もなかった」「子どもができたのに……」「税金だけはちゃんと取られる」などなど、怒りはおさまらない。どこにぶつけていいのかも分からず、今年も暮れようとしているが、いつまでも黙っているわけにはいかない。
「こんなことが続くようではいずれ決起しよう」という雰囲気が職場には芽生えている。我慢もいよいよ限界に来た。
全国のみなさん!
新しい年は頑張りましょう。