労働新聞 2003年3月25日号 通信・投稿
選挙前にできること
●後援会をつくろう
立候補予定者の政治的活動を援助するために、後援会をつくることは、自由にできます。自分の身近なところで、積極的に後援会をつくりましょう。その後援会への加入を友人や知人、近所や職場の仲間たちに勧めることができます。
●予定候補を招いて話を 聞こう
立候補予定者といろいろな話し合いをすることは自由にできます。立候補予定者を招いて、政治や経済の話、政策などを聞きましょう。また、各種団体が、立候補予定者の政見や議会報告等を聞くために集会を開くことも自由にできます。積極的に集会を組織し、立候補予定者の政策を広げましょう。
●個人の寄附は自由
立候補予定者の政治活動に関し、個人が物品などによる寄附をすることは認められます。選挙運動に関する寄附は、金銭等でも認められます。後援会に対する個人の寄附も基本的に自由です。
●予定候補を推せん
立候補予定者を推せんすることは、個人でも団体でも自由にできます。自分の所属する労働組合や市民団体にも積極的に相談して、推せんを得るようにしましょう。
●機関紙等で紹介しよう
労働組合や市民団体で推せんを得たら、その団体の機関紙などに、報道・評論の範囲内で推せんした理由やその人の経歴などを掲載することができます。この機関紙を通常の方法で配布することは差し支えありません。機関紙を使って、立候補予定者の政見や抱負を浸透させましょう。
選挙期間中にできること
●面談して投票依頼
街頭や電車の中で友人や知人に会ったとき「○○さんにお願いします」と投票を依頼することができます。また、自宅や労働組合、会社、お店を訪ねてきた人に「○○さんをお願いします」と、投票や応援依頼をすることができます。積極的に声をかけましょう。
●電話での投票依頼
友人や知人に電話で「○○さんをお願いします」と投票を頼むことができます。相手の忙しい時間帯を避け、積極的にかけましょう。相手の人に、電話をかけてもらうように依頼すればさらに効果的です。なお、投票日当日も「選挙に行きましたか」という、投票を促す電話をかけることができます。
●身近なところで候補者紹介
職場での休憩時間中、まわりにいる仲間たちに自分の支持する候補者を紹介しましょう。
自治会、町内会、校友会、同窓会、労働組合などの会合に出て、司会者の承諾を得て自分の支持する候補者のために投票や応援を訴えましょう。
●演説会に人を誘おう
自分が支持する人が演説する政策演説会、街頭演説会、個人演説会などに、友人や家族を誘って聞きに行き、拍手や声援をおくりましょう。また、自分の支持する候補者の演説会などで弁士となって、候補者の応援をしましょう。
●選挙事務所へ手伝いに行こう
選挙事務所に行って、手伝いましょう。選挙運動用はがきに推せん人や差し出し人として自分の名前を書くことができます。また、友人や知人の名簿を提供しましょう。
また、候補者の選挙運動用ポスター(証紙・検印済)を張ったり、政治活動用ビラを街頭で通行人に直接配ったり、政策演説会場内で配るなどして応援しましょう。
不在者投票
●不在者投票は選挙管理委員会で
出張とかレジャーなどで、どうしても投票日に投票できない人は不在者投票ができます。不在者投票は土・日曜日にかかわらず、選挙の告示のあった日から投票日の前日までに市区町村の選挙管理委員会(市役所、区役所、町村役場など)でできます。時間は午前8時30分〜午後8時までです(地方では交通機関の都合などで午後八時以前に終了するところもあります)。入場整理券や印鑑はいりません。
●出張・旅行中の人
すでに出張中とか旅行中の人は、郵便で選挙人名簿に登録されている選挙管理委員会に「宣誓書」をつけて投票用紙を請求し、それを持って滞在先の選挙管理委員会に行けば、その場で投票ができます。「宣誓書」は、どこの選挙管理委員会でももらえます。
●入院中の人、重度の障害をもつ人
不在者投票所の指定を受けている病院や老人ホームに入院、入所している人は、申し出れば施設内で投票ができます。身体に重度の障害がある人は、選挙管理委員会に「郵便投票証明書」を申請します。それを提示して、投票用紙の交付を受ければ、自宅から郵送による投票ができます。
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