なにも解決になっていない、話のすり替え……。どう見ても鈴木さんの圧力はあったし、官僚主義の政治も、小泉さんにはどうしようもないものなのか！ と、怒りよりもあきらめの空気が日本列島に漂っています。
家庭や学校で習った社会的な道徳と日本を代表する「先生」と呼ばれる、本来尊敬されるべき人たちのやり方にうんざりです。
いろいろと突っ込みたくなりますが、あえてひとつ当事者に突っ込ませてくれるとしたら、鈴木さんの「わしが税金集めているんじゃ」発言がいちばん頭にきます。
あのＮＧＯ（非政府組織）のリーダーは大阪出身らしく（昔から大阪は武士が少なく商人が町をつくっていたので、お上に対しての態度は特有なものがあります）、大阪の報道では、雪印食品の牛肉偽装工作を告発した西宮の冷凍倉庫屋の社長と同じく、大志をもって暴露したことに評価が上がっています。
以下『MSNジャーナル』の記事に太文字で突っ込まさせてもらいます。
「会議排除のＮＧＯ代表、鈴木議員とのやり取り明かす」 （２００２ 年１月３１日）
アフガニスタン復興支援会議から排除された「ピースウィンズ・ジャパン（ＰＷＪ）」の大西健丞統括責任者は３０日、都内で記者会見し、「鈴木氏の圧力で、外務省が正当な理由も手続きもなく政策をねじ曲げたことが、今回の最大の問題だ」←そうや！
と指摘して、関与したとされる鈴木宗男衆院議院運営委員長とのやりとりの概要を明らかにした。←ええぞ！やってまえー！
それによると、大西氏は、昨年１２月以来、数回にわたり衆院議員会館の鈴木事務所に呼ばれた。１２月１４日ごろ、大西氏らが主催する会議へのアフガンＮＧＯメンバーの渡航費が鈴木氏の横やりで外務省の「草の根無償援助」から支出されなかったとする一部報道について、鈴木氏は「あの記事は何だ。けしからん。国民の税金を集めているのはオレなんだ。こんな行儀の悪いＮＧＯへの支援も考え直さなきゃならんな」と語った。←おまえが集めてんねんな、もう1回ゆっくり言うてみー！
また、今月８日には、報道で外務省に批判的な発言をしている大西氏に対し、「おい、おまえ。新聞記事なんかでもてはやされてるからって調子に乗るな。『外務省が何もできない』というのはどういうことだ。ふざけるなっていうんだよ」などと机をたたいて叱責（しっせき）したという。←何もできないは確かにひどいな。裏金つくったり、カラ出張したり、ＯＤＡ（政府開発援助）の金ちょろまかししたりできるで。
これに関して、鈴木氏は３０日夜、読売新聞に対し、次のように語った。「大西氏にその時期に会ったのは確かだ。しかし、（会見内容は）私が話した内容と違う。自分が言ったのは『君たちは国民の税金を使うので、国民に感謝しなくてはだめだ』……」←そうや、そのとおりや！ んでおまえは国民に感謝してんのか？ 外務省のあほな人たちは国民に感謝してんのか？ 天皇も、公務員も、いつもありがとう！……なんて、国民に感謝してるのか？ 言うてみーや！
