20001115


国労「九州団結まつり」に参加

団結守る気概伝わる

福岡 渥美 英久


 十一月十二日、福岡市天神の須崎公園で「二〇〇〇年ふれあい九州団結まつり」が開かれました。国労九州本部、国労闘争団九州連絡会議、国労九州家族会などが、国鉄労働者の解雇撤回と職場復帰を求めて毎年開いてきたものです。
 四党合意を受け入れるのか否かをめぐって国労の中では意見が対立し、大会も混乱している中で、「今年の団結まつりはどうなるのか」と思っていましたが、こういう時だからこそ、みんな集まって団結を固め合うことこそ意義があるのではないかと、九州各県から各闘争団をはじめ多くの仲間が集まっていました。
 実行委員長のあいさつや共闘会議のあいさつ、来賓のあいさつなどを聞いていても、「意見の相違や対立があっても、議論をつくして、一致点を見出し、団結していくべきだ」という言葉が印象に残りました。
 また、闘いの歌や朝鮮歌舞団の踊りなどもあって、まつりの雰囲気を盛り上げました。各地の闘争団や共闘団体の出店も大にぎわいでした。
 私も国労闘争を支援する立場から、例年参加してきたのですが、やはりいろんな意見の対立があっても、団結する気持ちを大切にする働く仲間の気持ちがとても感じられました。
 ややもすれば、意見の対立や相違が組織の分裂や運動の停滞につながるようなことが多いのですが、やはり十数年も闘ってきて、そうしたことを乗りこえて、団結を守りながら闘っていってほしいなあと思いました。  


Copyright(C) The Workers' Press 1996-2000